8月の書籍情報
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原書房
世界を変えた100の小説 上
2,640円(税込)文学史上の金字塔、ファンタジー、SF、ミステリ、現代のベストセラーまで、世界の文化・芸術・思想に大きな影響を与えた代表的な100人の作家とその最も重要と考えられる小説作品を集め、書影や関連図版とともに紹介する。
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原書房
料理からたどるアガサ・クリスティー
2,530円(税込)ミステリの女王にとって食事は、創作においても、実生活においても大切なものだった。作中の晩餐会で、登場人物の故郷の味として、殺人の凶器として登場する料理から見えるものとは。当時の手法に沿ったレシピと解説でたどる。
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平凡社
[完訳]ビーグル号航海記 上
2,200円(税込)22歳の若き博物学者ダーウィンが、5年近い歳月をかけて、南米大陸からオーストラリア、喜望峰をまわった、地球一周大探検の記録。アマゾンでは熱帯雨林の動植物の美しさに魅せられ、荒涼としたパタゴニアの平原で凄まじい自然に目を瞠り、フエゴ島の貧しい人々の暮らしを活写する――。わかりやすい訳文と豊富な図版で甦るダーウィンの旅、全2巻。
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平凡社
[新訳]モンテ・クリスト伯 2
2,090円(税込)無実の罪で投獄された船乗り、エドモン・ダンテス。牢獄で出会った神父の導きにより脱獄し、巨万の富を手に入れた彼は、モンテ・クリスト伯と名乗り、自分を陥れた者たちの捜索と復讐に取りかかる。孤島の淫靡な洞窟、謝肉祭に沸くローマの街と、舞台は移り変わり、巧妙に張られた復讐の網にさまざまな人物が交錯する。
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吉川弘文館
検証 学徒出陣
1,870円(税込)なぜ学徒たちは軍人となり、何を残したのか。在学・修業年限短縮をはじめとする「特権」縮小や、先駆けとなった1943年夏の大量動員、徴集延期停止、絶望的な戦局における特攻志願など、彼らの記録や各大学で進む実態調査を生かしつつ「学徒出陣」の真実に迫る。
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吉川弘文館
足利一門と動乱の東海
2,970円(税込)蒙古襲来、鎌倉幕府滅亡、南北朝内乱と、動乱の渦に東海も巻き込まれていく。三河を地盤に覇権を握った足利氏のほか、北畠・土岐・今川氏とその支配地域の動向を詳述。東海一帯に影響力を及ぼした寺社勢力にも説き及ぶ。
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朝倉書店
教養のための植物学図鑑
4,400円(税込)『教養のための植物学』著者が、学術的な観点に基づいて撮影した精細な写真を豊富に収録!ひとつひとつの植物種に、最新の植物学の知見による確かな解説を付した植物図鑑です。生活の場面ごとに分類した身の回りの植物を、生態・特徴・人との関わりの観点から解説します。
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朝倉書店
教養のための植物学
3,850円(税込)植物の起源から、分類、花の形、果実の形、繁殖の仕方についてをオールカラー図版で解説。また、植物と他の生物との関わり(共生・競争・敵対)や、植物と環境との関わり(光・温度・季節・環境ストレスへの応答など)、私たち人間の生活との関わりについてもストーリーとして学べます。
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国書刊行会
終りに見た街/男たちの旅路 スペシャル〈戦場は遙かになりて〉―山田太一戦争シナリオ集―
2,970円(税込)山田太一の戦争にまつわる珠玉シナリオを集成。戦時中にタイムスリップしてしまう家族を描く衝撃作『終りに見た街』(2005年リメイク版)、今まで活字化を許可されていなかった『男たちの旅路 スペシャル〈戦場は遙かになりて〉』、その他映画のための未発表シナリオなどすべて初活字化の4篇+掌篇・講演を収録。
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国書刊行会
朝と夕
2,420円(税込)演劇、詩でも文学の新境地を切り拓いて注目され「言葉で表せないものに声を与えた」として2023年ノーベル文学賞を受賞した、ヨン・フォッセの珠玉の小品。フィヨルドの風景に誕生の日と死の一日を描き出した、神秘的かつ神話的で、夢を見るような傑作。
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東京書籍
いつか、あの博物館で。
1,650円(税込)不思議な縁でつながった、性格や家庭環境の異なる男女四人。彼らの中学一年から三年までの三年間をそれぞれの視点から描いた、現代社会に生きるさまざまな子どもたちの姿を切り取る著者による、中学生たちの日常(いま)の群像劇。
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東京書籍
雑草先生の短歌教室
1,650円(税込)短歌という道具(ツール)で、こんな自由が体現できるなんて!雑草学者で、自然科学エッセイ、そして短歌の名手でもあった著者が、身のまわりの自然や生き物、日々のよしなしごとを短歌に詠みつつ語る、抱腹絶倒、悲喜交交の日常。「短歌+エッセイ+自然科学」が融合した、新感覚のハイブリッド読書体験!
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日本評論社
ガスライティングという支配
―関係性におけるトラウマとその回復―2,420円(税込)ネガティブな言葉を浴びせ、支配する「ガスライティング」。2022年には米国で「今年の流行語」に選ばれるなど注目のこの概念を、本書では詳しく紹介。近しいだれかとの関係性のなかで息苦しさを感じている方、理由はわからないけれど生きづらい方などにお勧めの1冊。
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日本評論社
子どもとあゆむ精神医学
3,300円(税込)発達のおくれとは何か?愛着とは何か?精神発達の遅れとして、発達障害をとらえることで、支援の手立てを示す。トラウマとアタッチメントの視点も含め、平明であたたかな解説により理解が深まる、児童精神医学の基本書。支援のための、みんなの羅針盤!
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白水社
偶偶放浪記
1,980円(税込)有名な観光地でも“映え”スポットでもない、人々に忘れ去られそうな場所を「たまたま」訪れる愉しみ――漫画・エッセイ・絵画・音楽など多方面に活躍する著者が、外出自粛のコロナ禍に自費出版し話題となった『旅の本』を加筆修正。読後はふらっとどこかへ行きたくなること必至の、珠玉の漫画+エッセイ集。