6月の書籍情報
-
国書刊行会
西洋文学テーマ・モチーフ事典
13,200円(税込)古来よりいかなる主題が物語を駆動し、その伝統はいかに新しく変奏されてきたのか。160余の文学テーマ・モチーフを扱い、およそ1,800の作家、3,500の文学作品を例示しながら、その機能、特徴、歴史的変遷を詳説する。研究と創作のための必携書。
-
国書刊行会
[定本]たかが映画じゃないか
3,300円(税込)残る思い出は映画だけ──稀代の映画ファン和田誠の驚くべき映画的記憶を、友人である映画評論家山田宏一がとことん聞き出した伝説の名対談集、大幅増補版でついに復活!
-
東京書籍
いますぐできる実践行動経済学
1,430円(税込)感染症からスポーツ、飲食などに関する身近な具体例や興味深い実験例を通じて、サンクコスト、社会規範、補完と代替、ナッジなど行動経済学的概念を理解し、そのしくみを日常生活の中でいかに応用していくかをわかりやすく解説。
-
東京書籍
あなたを変える行動経済学
1,430円円(税込)行動経済学の第一人者が、身近な話題からわかりやすく解説する行動経済学入門。行動経済学(経済学+心理学)の「ナッジ」を使って仕事や生活でよりよい決断ができる!行動経済学をどのように活かしていけば良いかを豊富な実例とともに紹介。
-
日本評論社
思春期の「つながる気持ち」はどこへ行く?
―学校に行きづらい子どもとネット・ゲーム・SNS―1,980円(税込)大切なのは子どもの「安心」と「居場所」。学校に行かない子どもが再び誰かとつながり、居場所を取り戻すために。児童精神科外来で考えるネット・ゲーム・SNSとの向き合い方。
-
日本評論社
こころの科学236
1,496円(税込)障害を抱えた人、ひきこもりの人などが親と共に生きていることは多いが、親なき後の不安は尽きない。将来を見据えた支援を考える。二宮貴至、佐藤純、二本柳覚、日詰正文ほか。
-
白水社
わからない
2,530円(税込)名翻訳家でありエッセイストとしても絶大な人気を誇る著者が贈る、抱腹絶倒、奇想天外、虚実の境をまたぎ越すエッセイ集。「前世が見える」という人に教わった著者の前世の物語「わからない」、書評の意味を崩壊させてしまった伝説の新聞連載「ベストセラー快読」など、四半世紀分のキシモトワールドがここに。
-
白水社
別れを告げない
2,750円(税込)私が経験したことのすべてが結晶になる。いまを生きる力を取り戻そうとする女性同士が、済州島四・三事件を生きのびた母親の知られざる情熱をたどり、再生に向かう愛の物語。
-
原書房
海賊の日常生活
2,750円(税込)海賊とはなにか、どのようにしてなるのか。船上生活の掟から戦闘、装備、学ぶべき海賊の人物伝、引退後の処世術まで、18世紀の海賊が海賊として成功するために知っておくべきことを教えてくれるという設定の非公式マニュアル。
-
原書房
魔法使いたちの料理帳 III
2,640円(税込)悪魔のレシピで天国の味!「映え」が話題のファンタジック・レシピ集、ご好評にお応えして第三弾! みんな大好き「ハリー・ポッター」「アラジンと魔法のランプ」から「ホビット」「ナルニア国物語」まで、さあ、召し上がれ!
-
平凡社
義経記
2,420円(税込)「判官贔屓(ほうがんびいき)」という言葉を生み、日本中に流布した源義経の物語。そこに語られるのは、源平合戦での華々しい活躍の数々ではなく幼年期に敗将の子として育ち武蔵坊弁慶らと出会い、そして後年兄・頼朝に疎まれ、仲間と流浪の旅を続ける逆境と悲運の連続である。今もなお日本人に愛される英雄伝説はいかにして成立したのか。各種文献を網羅し、豊富な資料を付した決定版現代語訳。
-
平凡社
[改訂]保存修復の技法と思想
―古代芸術・ルネサンス絵画から現代アートまで―2,420円(税込)傷つき、色あせた作品に「延命」を施す保存修復の仕事。修復士たちが作品を前に重ねてきた試行錯誤の歴史を豊富な実例と文献から丹念に読みとく。修復されるのは時を経た絵画ばかりではない。多様な素材から構成される現代美術の作品群への介入は、いかなる思想と技法をもって展開されるのか。
-
吉川弘文館
源氏物語の舞台装置
―平安朝文学と後宮―1,870円(税込)弘徽殿(こきでん)・藤壺・梅壺など『源氏物語』で光源氏をとりまく后妃たちが暮らした場所には、それぞれ深い意味があった。平安京内裏に存在した天皇の家族の住まい「後宮殿舎(こうきゅうでんしゃ)」に光を当て、さまざまな平安朝物語の記述と比較しながら、その意味を探る。素材となった史実や物語に込めた作者の意図を知れば、後宮世界への理解が深まり、物語がより楽しめる。
-
吉川弘文館
名物刀剣
―武器・美・権威―1,980円(税込)その来歴から「名物刀剣」と呼ばれる、おもに平安~南北朝時代の日本刀。武器としての特徴、美的要素、近世における権威や家の象徴の関係性に着目し、歴史的遺産としての独自性を考える。謎の多い『享保名物帳』を読み込み、仏教美術、有識故実、刀装、茶の湯道具との関係など、学際的な視点から名物刀剣の特徴を分析して、新たな魅力に迫る。
-
朝倉書店
皮膚ガスのはなし
―体臭は心と体のメッセージ―2,750円(税込)体の表面から放散し、体臭の原因となる「皮膚ガス」について、分析・測定技術の進歩に伴って明らかになってきた知見をコンパクトにまとめた、世界でも初めての書籍。皮膚ガスの基礎知識から、加齢臭などよく知られる体臭のタイプと原因物質・対策といった実践的な知識まで、論文等も引用しながら信頼性の高い情報をわかりやすく解説。
-
朝倉書店
マニン 数学・物理論集
隠喩としての数学5,720円(税込)ロシアの数学者ユーリ・マニン(1937-2023)のエッセイ集Mathematics as Metaphor: Selected Essays of Yuri I. Maninの全訳。数学・物理・計算機科学など幅広いテーマを縦横に語る。