4月の書籍情報
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吉川弘文館
伊勢参宮文化と街道の人びと
―ケガレ意識と不埒者の江戸時代―2,090円(税込)江戸時代、多くの参宮客で賑わった伊勢。神宮領ではケガレを避け、清浄さが求められたが、その実態はいかなるものだったのか。厳粛性の裏に世俗性・卑俗性を持ち合わせた参宮文化と、伊勢に生きた人びとを活写。伊勢参りの舞台の、個性豊かな社会を描く。
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吉川弘文館
名言・失言の近現代史 上
―1868-1945―1,980円(税込)答弁中にブチギレる海軍大臣、開戦をためらう天皇、イタズラで議会を解散させてしまった日陰者。近代史を彩る悲喜劇を演じた、個性ゆたかな戦前の政治家たち。彼らの放った「ことば」には、ときに本人たちの意図をも超えた含蓄が宿った。その声に耳を傾け、発言の背景から政治の面白さを読み解く。
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朝倉書店
自然災害と地域づくり
―知る・備える・乗り越える―2,860円(税込)自然災害の頻発化・激甚化が予測される時代。本書は、自然科学および社会科学の最新の研究をベースにし「災害や環境変化に強い地域社会」を構築するための基本的な知見・知識を提供。
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朝倉書店
豆類の百科事典
14,300円(税込)これで「豆のすべて」がわかる!主な豆類の生産、機能性、加工利用、歴史、食文化に至るまでを網羅。200以上の項目をページ単位で読み切り解説。豆類について調べる時はまず手に取るべき1冊。
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国書刊行会
[増補新版]小林かいちの世界
―まぼろしの京都アール・デコ―3,630円(税込)京都・新京極「さくら井屋」で絵葉書や絵封筒を手がけ、大正ロマンの時代に一世を風靡した画家・小林かいち。その過激にしてエレガントなデザイン世界を、300点に及ぶ図版で読み解く。創作モチーフをたどる研究成果と、新たに絵封筒作品を加えた増補新版!
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国書刊行会
アメリカ70年代
―激動する文化・社会・政治―3,960円(税込)NHK「世界カルチャー史 欲望の系譜」で戦後アメリカについて証言した異色の歴史学者が、21世紀のアメリカを形作った70年代アメリカを多角的に描き出した話題作。
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東京書籍
哲学ってなんだろう?
2,420円(税込)古代ギリシア哲学から21世紀の現代思想までわかりやすく学べる!10歳から大人まで楽しめる哲学の入門書。「存在」や「知識」、「正しさ」などの古典的な哲学テーマはもちろん、「機械は考えられるか」「動物を平等に扱うべきか」といった、最近の話題にも触れています。オールカラーのイラストつき。
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東京書籍
算数・数学で何ができるの?
2,200円円(税込)びっくりする面白さ、美しさがたっぷりの算数・数学の世界。とっても重要な数学の考えや数学にかかわる発明が「どうやって生まれたのか」を探り出し、「どのように利用するのか」を説明して、ピラミッドの測り方から大金持ちになった方法まで、「どんなことに役立っているのか」を見つけていく。
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日本評論社
三淵嘉子と家庭裁判所
1,320円(税込)NHK連続テレビ小説『虎に翼』主人公のモデルで、日本初の女性弁護士、女性裁判所長になり、家庭裁判所創設にもかかわった三淵嘉子さん。その激動の生涯を、評伝とゆかりの人々の証言を通して描く。
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日本評論社
そだちの科学 第42号
1,650円(税込)特集は「発達障害が多すぎる」。発達障害と診断される大人も子どもも急増しているが、その背景には精神医学における診断の問題がある。発達障害をめぐる精神科診断のさまざまな議論を取り上げ紹介する。
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白水社
恐るべき緑
2,750円(税込)科学史にプロメテウスの火をもたらした学者たちの奇妙な人生と、それぞれに訪れた発見/啓示の瞬間……世界33か国で刊行、オランダ生まれのチリの新鋭による、科学史に着想を得た斬新なフィクション。
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白水社
ビザンツ帝国の歴史
―政治・社会・経済―1,540円(税込)千年以上にわたって存続した、のちにビザンツと呼ばれる帝国は、いかにして存続できたのか?本書では独自の時代区分の枠組みを提案し、驚くべき適応能力をもつ帝国の歴史を簡潔かつ明解に探る。
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原書房
台湾の妖怪図鑑
3,960円(税込)数百歳の長寿妖怪から、生まれたばかりの現代妖怪まで網羅した日本初紹介の図鑑。台湾全土で丁寧な聞き取りを行い、108の妖怪をイラストとともに解説。お化け好き必携!
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原書房
宇宙地政学と覇権戦争
3,080円(税込)世界的ベストセラー『恐怖の地政学』の著者が問う「ほんとうの世界の現在と未来」。米中露を中心とした宇宙規模の対立構造とそのゆく末とは?
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平凡社
母娘短編小説集
1,980円(税込)すべての女性は母の娘である。連帯、葛藤、愛、裏切り――世代を超えて繰り広げられる「母の娘」と「娘の母」の物語。19世紀末から20世紀末、アメリカの女性作家が描いた傑作9篇。
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平凡社
崇高と美の起源
1,870円(税込)巨大で危険な対象がもたらす感動「崇高」が苦/恐怖を喚起し、「美」が快を生ずると論じ、19世紀ロマン派への道を拓いた美学史上に残る不朽の名著、待望のコンパクト版。