12月の書籍情報
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日本評論社
三淵嘉子と家庭裁判所
1,320円(税込)2024年春スタートのNHK朝ドラ『虎に翼』の主人公のモデル!日本初の女性弁護士、女性裁判所長である三淵嘉子さん。彼女は、女性が参政権さえ持たない時代に法律を学び、弁護士になった。激動の時代を経て、残った家族を養うため裁判官になると、家庭裁判所の設立に向けて同僚たちと奔走する。本書は、三淵さんの評伝とゆかりの人々の人物像、実弟や後輩の証言を通じて、三淵嘉子さんの人となり、足跡を紹介。
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日本評論社
三淵嘉子・中田正子・久米愛 日本初の女性法律家たち
2,200円(税込)1938年、女性に選挙権がなかった頃、司法試験に合格した女性たちがいた。三淵嘉子、中田正子、久米愛。1940年、3人は日本初の女性弁護士となる。太平洋戦争、司法における女性差別、仕事と家庭生活との両立。そんな女性法律家の黎明期を、彼女たちは、草分けとしての自負と持ち前のハングリー精神で生き抜いた。丹念な取材に基づくドキュメンタリーの復刻版。
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白水社
ヴェトナム(上)
―壮大な悲劇 1945-1975―5,940円(税込)戦場で何があったのか、戦闘に至る歴史的背景と政治的思惑、その結果もたらされたものとは。BBCの特派員としてヴェトナム戦争取材に携わった著者が、第一次インドシナ戦争前夜からサイゴン陥落までの30年を振り返り、戦争の本質に迫る。米越仏の生存者100人以上の声とともに、英国人という第三者的な立ち位置から冷徹な筆致で描く、稀有な戦史ノンフィクション。
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白水社
脱成長がもたらす働き方の改革
2,200円(税込)より多く稼ぎ、万人が働き、より良く生活するために――本書は、労働をめぐる問題について、現代社会のさまざまな事例をもとにしつつ考察する。マルクス、ゴルツ、イリイチら社会思想家たちの歴史的な文脈はもちろん、ベーシック・インカムの政策論争が進む欧州の最新研究を踏まえ、気候変動やパンデミックの時代の「働き方改革」を唱え、労働の在り方を問う。
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原書房
シャーロック・ホームズとジェレミー・ブレット
2,970円(税込)映像の世界でも愛され続ける名探偵ホームズ。数々の名作が存在するなか、決定版ともいえるホームズを演じたのがジェレミー・ブレットである。作品について本人・共演者・制作陣の言葉と、百点以上のカラー図版とともにたどる。
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原書房
アガサ・クリスティー とらえどころのないミステリの女王
3,520円(税込)全世界に読者をもつ巨匠アガサ・クリスティー。しかし彼女は職業を聞かれれば無職と答え、書類には主婦と記入した。当時の社会階層やジェンダーのルールにより、平凡なふりをして生きた20世紀の偉大な作家の一生に光を当てる。
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平凡社
[増補]近代の呪い
1,760円(税込)『逝きし世の面影』の著者が近代を総括し、生きづらさの根源を問う魂の講義録。旧版刊行時にスタジオジブリの機関紙「熱風」に掲載されたインタビュー「近代のめぐみ」を収録。
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平凡社
[増補]借家と持ち家の文学史
2,420円(税込)男たちは「家造り」を小説に書き続け、女たちは「家出」ばかりを書いてきた。明治から150年の小説群を「家」で読み解いたときに見えてきた、日本の家、家族、家庭の形。
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吉川弘文館
温泉旅行の近現代
1,870円(税込)温泉旅行は、どのように今日のような身近なレジャーとして定着してきたのか。観光遊興と湯治療養の両面をふまえ、その歴史を辿る。旅行形態や費用感、交通・情報インフラなど、旅行をめぐる社会環境が変遷するなかでの温泉地側の対応にも言及。日本人の温泉愛とそれを支えた屋台骨に着目し、江戸から現代へ至るまでの温泉旅行の通史を描き出す。
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吉川弘文館
着物になった〈戦争〉
―時代が求めた戦争柄―1,980円(税込)明治時代、裕福な男性や花柳界の女性の着物に〈面白柄〉が流行する。その後、日清戦争を経て戦場風景などが描かれるようになり、大正以降は幼子の立身出世を言祝ぐ吉祥としての戦争柄が主流となる。意匠としての〈戦争〉から、当時の社会的背景や時代性を読み解き、戦争の断片を伝えることで真実を覆い隠した姿を解明。近代史・美術史の中に位置付ける。
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朝倉書店
ことばを科学する
―理論と実験で考える、新しい言語学入門―3,080円(税込)言語学の入門テキスト。日本語と英語の具体例・実験例を見ながら、言語学の基礎理論とことばを科学的に理解する方法を学ぶ。
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朝倉書店
講座日本民俗学5
生産と消費4,180円(税込)生活の組み立てとその変化を衣食住の分野で見直し、また自然との関係性のなかでさまざまな智恵と技術を生み出し伝承してきた農山漁村での、人間として等身大の生産活動を取り上げる。さらに資源や環境という視点が日々の暮らしのなかでも重視されるようになった、生産と消費をめぐる現代的な視点も検証して現代の実態を論じる。
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国書刊行会
アンリ・ヨコオ・ウッソー
3,960円(税込)ルソーがヨコオか、ヨコオがルソーか。横尾がどうしても意識せざるを得なかったアンリ・ルソーの画業に内在するデモーニッシュな部分とは何だったのか?――その答えがここにある。半世紀にわたる横尾のキャリアにおいて最も長期間にわたり描かれ続けているシリーズのひとつ「ルソー・シリーズ」全点を、最新作も含め完全収録した決定版!
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国書刊行会
手塚治虫大人漫画大全
14,850円(税込)軽妙洒脱、ナンセンス、荒唐無稽、エロティック……手塚治虫が漫画本来の面白さを追求して自由に描き続けた〈大人漫画〉、その短篇・1コマ作品を集成!ブラックユーモア、SF、不条理に満ちた異色作品1000ページ。
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東京書籍
小学生のうちに覚えておくといいことカルタ
5,940円(税込)いずれは学校で覚えなければならないことから、一生役に立つ教養的雑学まで、楽しみながら学べる読み上げ機能付きカルタゲーム。「都道府県」「ことわざ」から「名作と作家」「元素」さらには「寿司と魚」に至るまで17ジャンル、624項目を収録!日本語はもちろん、英語でも再生できるバイリンガル仕様だから、英語学習にもチャレンジできます。
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東京書籍
お餅の便利帖
1,650円(税込)お正月だけじゃもったいない!調理が手軽で、量もちょうどよくて、腹持ちもいい。日本の国民的な食材と言ってもいい「お餅」。「一年中餅を欠かさず、季節を問わず餅を食べます。育った家のみなが餅好き」という飛田さんが、お餅大好きなスタッフとともに、とにかく手軽で食材も少なくでき、毎日でも飽きないお餅の食べ方を紹介します!