DXで自己革新企業へ

山口　渉
富士フイルムビジネスイノベーションジャパン株式会社 京都支社 支社長

2022年はウィズコロナ時代の社会の在り方を模索する1年でした。世界情勢が大きく変化し、ビジネスにおいては今後ますます国際的な感覚、独自の競争優位性、そしてスピード感を持った変革が求められると思います。
地元に目を転じると、京都には創業100年を超える数多くの長寿企業があります。京都らしく繊細で自由な発想の製品やサービスを提供しておられ、感嘆いたします。こうした長寿企業は確固たるコアな技術を持ちながら、時代のニーズを的確に捉え、常に自社を進化させ続けてこられた革新的な自己変革企業であると思います。
私たち富士フイルムグループもデジタル化でフィルム事業が急速に縮小する中で、化学分野や画像処理のコア技術を核としてヘルスケア・医療機器・イメージングなど次世代の領域に挑戦してまいりました。また、弊社のオフィス事業領域でも、従来の複合機・プリンターに加え、「Bridge for Innovation」というスローガンの下でさまざまな業種や業務に応じたDXソリューション（デジタルトランスフォーメーションによる解決策）をご提供しております。社内のDX化を進める中でわれわれ自身も勉強しながら、お客さまの業務改善と生産性向上に一層貢献したいと考えております。
まずは最初の1歩から。新しい1年も失敗を恐れず、革新的な自己変革企業として歩みを進めてまいります。