多様性を
認め合う未来へ

田中　明
日本たばこ産業株式会社 京都支社 支社長

ロシア問題に代表される国際社会の分断や、身近なところではSNS（交流サイト）による社会の分断など、近年社会が大きく変動しており、地域の発展には多様性を認め合うことが大事になってきていると感じております。
JTグループでは、持続的に成長するためには、社会の持続的な発展に貢献することが必要不可欠であると考え、「コミュニティー・インベストメント基本方針」を定めており、その目的を「包摂的かつ持続可能な地域社会の発展へ貢献すること」としています。すべての人は社会の一員として受け入れられるべきであり、包摂的かつ持続可能な地域社会は、事業にとっても重要であると考えています。私たちはこの方針に基づき、責任ある地域コミュニティーの一員として、自然・社会・人間の多様性に価値を認め、幅広いステークホルダー（利害関係者）と共に、社会課題の解決に向けて取り組んでいます。
京都においても、多様な地域の皆さまとのパートナーシップの下、SDGs（持続可能な開発目標）に向けた取り組みを推進し、環境美化活動にも取り組んでおります。4月の「京都さくらよさこい」では毎年「ひろえば街が好きになる運動」を開催しています。「ひろう」という体験を通じて、「すてない」気持ちを育てたい。そんな願いから始めた市民参加型の清掃プロジェクトです。継続することで少しずつその思いが広がっていると感じております。