京都に学ぶ
変化への対応力

重田敦史
西日本電信電話株式会社 京都支店長

新年明けましておめでとうございます。
昨年は、新型コロナウイルス感染症の影響が続く中、国際情勢が深刻化し、さまざまな影響が生じた1年でした。それに伴う社会変化も激しく、ますます対応力が問われる時代となったと感じています。
私たちは通信業を軸として社会インフラを支えてまいりました。また、ICT（情報通信技術）を活用し、より幅広い社会課題の解決にチャレンジをしているところです。ただ、情報があふれ、変化も激しい中で、課題の本質に向き合うことはそう容易ではありません。変化の表層に目を奪われることなく、「つなぐ」という使命を果たし続けてきたノウハウ・リソース（資源）をさらに磨いていき、他方、自らの得意分野に固執せず、多様なパートナーとの協業を通じて視野を広げ、新たな領域にチャレンジすることの両方が大事だと考えています。
このような、一見相反する二つの要素を両立・統合し、次の時代のスタンダードに昇華させていく営みは、ここ京都で、いろいろな分野において積み重ねられてきた営みと通じるものがあると思います。私たちも京都で事業を展開する一企業市民として、この地でより多くのことから学び、自らの事業に生かすことで、京都の未来の発展へ貢献してまいりたいと思います。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。