共に変える、共に創る、未来へ
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- 2023元日 賛同企業代表者メッセージ -
慶讃法要厳修の
年を迎えて
木越 渉
真宗大谷派 宗務総長
当派では、本年3月25日から4月29日にかけて、宗祖親鸞聖人のご誕生から850年と、浄土真宗の教えが世に開かれてから800年を迎える節目を記念して、「慶讃法要」を厳修いたします。
「記念」という言葉には、「出来事や人物を思い起こし、心を新たにする」という意味があります。私はそれを、根源に帰する意味での「再興」、「出会い直し」の時と受け止めています。
葬儀や法事をはじめ、仏事の場に身を据えるとき、人は皆、先祖や先達の生涯に思いをはせ、自らにつながるご縁を、その人と出会えたことの意味や喜びを、改めて心に刻み直します。それは、自らと自らのいのちや精神を形成してきた歴史との出会い直しにほかなりません。
浄土真宗では、年中行事の中で、「報恩講」を1年で最も大切な仏事としておりますが、「報恩」、すなわち恩徳に報いるためには、先立って「知恩」、恩を知るということがなくてはなりません。「出会い直し」とは、まさにこの「知恩」、自らの根源に帰す営みであり、その時初めて、「再興」に向けた歩み出しが始まるのでしょう。
慶讃法要は、どなたでもお参りいただけます。私にまで届けられた大切な願いに思いを致し、“根源に帰す”時を、一人でも多くの方と共にしたいと願っております。
真宗大谷派(東本願寺)
京都市下京区烏丸通七条上ル
Tel.075-371-9181
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