共に変える、共に創る、未来へ
Let’s change our behavior. And create our future.
- 2023元日 賛同企業代表者メッセージ -
「お念佛からはじまる幸せ」
川中光敎
浄土宗 宗務総長
新春のお喜びを申し上げます。
浄土宗は2001年元旦に「浄土宗二十一世紀劈頭宣言(愚者の自覚を・家庭にみ仏の光を・社会に慈しみを・世界に共生を)」を広く世に発し、これを礎としてさまざまな活動を行ってまいりました。
そうした中、24年には開宗850年を迎えます。その1年前にあたる本年は、八つの総・大本山の門主・法主によるお待ち受け法要を総本山知恩院(京都市東山区)で厳修するほか、「幸せとは何か」を問い、共に考える「法然フォーラム」を全国主要都市で開催するなど、多くの慶讃事業を展開いたします。
仏教は「智慧」や「慈悲」など、さまざまな言葉で表現されますが、特に「慈悲」の考え方は浄土信仰と深い関わりがあります。宗祖・法然上人(1133~1212年)は、平安末期から鎌倉時代という社会激動の時期に、自らを含め不幸のどん底にいるような衆生が救われる道を求め、一人苦悩された結果、阿弥陀仏による「誰も捨てない」慈悲の救い、称名念仏にたどり着きました。
この慈悲の世界観は、日本人の生き方や文化にも深く影響していると言われています。開宗当時と同じように紛争・疫病・災害が頻発する中で、改めて慈悲の実践、共生の心が求められていると考えます。
浄土宗は、その一助となるよう寺院・僧侶の資質向上、研修に努めています。
浄土宗
京都市東山区林下町400-8
Tel.075-525-2200
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