サステナブルな地域社会
実現のために

白波瀬 誠
京都中央信用金庫 理事長

地球温暖化により海面上昇や干ばつ、洪水などの発生リスクが高まるといった報告を耳にします。京都では過去100年で平均気温が約2度上昇しており、猛暑日の増加など、われわれの生活にも大きな影響が生じています。私たち一人一人が自分事として捉え、産官学が連携してこの問題に取り組まなければなりません。
欧州ではロシアのウクライナ侵攻で、再生エネルギーの普及が加速しています。エネルギー危機だけでなく、安全保障面でも重要課題と認識されているからです。化石燃料のほとんどを輸入に頼る日本も、原油高騰の影響を受けている企業が多くある中、対策を進めなくてはなりません。持続可能な社会を実現するために、今取り組みを始めましょう。
当金庫は2019年に「ＳＤＧｓ方針」を策定し、ＳＤＧｓ（持続可能な開発目標）の達成に尽力することを宣言しました。そして昨年、「きょうとＳＤＧｓネットワーク」に賛同・参画するとともに「京都中信ＳＤＧｓ宣言サポート」のサービスを開始しました。多くのお客さまがＳＤＧｓ宣言をされ、目標達成に向けて取り組んでおられます。当サービスは宣言のお手伝いだけでなく、宣言後のお客さまの取り組みについてもサポートします。
当金庫はこれからも地域の皆さまと共に、サステナブル（持続可能）な社会の実現に貢献してまいります。