京都新聞「教養図書案内」
5月の新刊案内

毎月、京都新聞教養図書案内から新刊情報をお届けします

最新更新日:2021年5月23日
※価格は税込

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法学入門

宍戸常寿、石川博康 編著 / 内海博俊、興津征雄、齋藤哲志、笹倉宏紀、松元暢子 著◆有斐閣◆1870円(税込)



法の基本を学びながら、現代社会の各領域に現れる法現象とその根源を描く。

  
マイノリティ問題から考える社会学・入門 −差別をこえるために

西原和久、杉本学 編◆有斐閣◆2420円(税込)



さまざまなマイノリティ問題を議論し、社会学的思考を深める、いま求められる入門書。

  
アクセサリーの考古学 −倭と古代朝鮮の交渉史−
高田貫太 著◆吉川弘文館◆1980円(税込)


冠・耳飾りなど、朝鮮半島から贈られた品々には、いかなる意図が込められていたのか。

  
山寺立石寺 −霊場の歴史と信仰−
山口博之 著◆吉川弘文館◆1980円(税込)


絵図や古文書、石造物などのモノ資料から全貌を分析。霊場信仰の聖地へといざなう。

  
平塚らいてう その思想と孫から見た素顔
奥村直史 著◆平凡社◆1650円(税込)


自らの脆さに苦悩するらいてう像。15年戦争期の沈黙と戦後の再生をたどった論考を増補。

  
墨子よみがえる “非戦”への奮闘努力のために
半藤一利 著◆平凡社◆1540円(税込)


今こそ墨子の思想が日本を、世界を救うと筆者は語る。巻末に中村哲氏との対談を収録。

  
実践 行動変容のためのヘルスコミュニケーション 人を動かす10原則
奥原剛 著◆大修館書店◆2200円(税込)


何を、どう伝えれば、行動を変えてもらえるか。健康医療情報の伝え方を楽しく学べる。

  
英語の歴史から考える英文法の「なぜ」2
朝尾幸次郎 著◆大修館書店◆1980円(税込)


going toをgonnaと綴るのはなぜ?…歴史をたどって再び現代の英語の「なぜ」に迫る。

  
データで知る現代の軍事情勢
岩池正幸 著◆原書房◆2640円(税込)


第一線にいた軍事情報分析官による知っておくべき国際軍事情勢の現在をデータで解説。

  
カーネーションの文化誌
トゥイグス・ウェイ 著 / 竹田円 訳◆原書房◆2640円(税込)


母の日に贈られる花、メーデーの象徴とされたのはなぜなのか。知られざる歴史を紹介。

  
Dr.フラナリーのいきもの観察大図鑑
ティム・フラナリー 著 / 西尾香苗 訳◆東京書籍◆2970円(税込)


いきものの生態と地球環境の関わりをユーモアたっぷりのイラストで解説する図鑑。

  
イドコロをつくる 乱世で正気を失わないための暮らし方
伊藤洋志 著◆東京書籍◆1650円(税込)


正気を失わないために確保したい「イドコロ」を思考の免疫系という考え方で提案。

  
AIの経済学 「予測機能」をどう使いこなすか
鶴光太郎 著◆日本評論社◆1870円(税込)


過度な悲観論を超える! 我々の仕事を奪うのか? 頼もしい味方なのか? 平易に解説。

  
環状島へようこそ トラウマのポリフォニー
宮地尚子 編◆日本評論社◆2420円(税込)


トラウマを持つ当事者らを示したモデル「環状島」の可能性を7人の対話から探る。

  
日本語とにらめっこ 見えないぼくの学習奮闘記
モハメド・オマル・アブディン 著 / 河路由佳 聞き手・構成◆白水社◆2200円(税込)


スーダンから来た全盲の青年はどうやって日本語を身に付けたのか。苦闘の日々を語る。

  
権威主義の誘惑 民主政治の黄昏
アン・アプルボーム 著 / 三浦元博 訳◆白水社◆2420円(税込)


民主政治の衰退と権威主義の台頭を米国と欧州の現場で見つめた報告。

5月の京都新聞掲載紙面(2021年5月23日付朝刊)
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