地域と共に
「今」以上の「未来」へ

依藤慶太
野村證券株式会社 京都支店 支店長

毎年7月の祇園祭に際して、野村證券京都支店の正面前では山鉾巡行の儀式である「くじ改め」が行われます。私どもはその期間中、警備の方々への休憩所の提供やくじ改めの設営・運営などに微力ながらお手伝いさせていただく機会を頂戴しております。
2023年に私が祇園祭を初めて体験して分かったことは、神社から神様をお迎えするにあたっての「清めの行事」として、町衆が中心となり自発的に発生したお祭りであったということでした。
私はこうした民間の自発的な力の結集こそが、先人たちの知恵と工夫と努力の原動力であり、今日に至るまで1150年を超える驚くべき歴史で祇園祭が行われている理由ではないかと思いました。
足元では国際的な政治問題、デフレからインフレへ、アフターコロナ時代の社会変革など、過去類を見ない大きな環境変化が起きています。
山積する多くの課題を解決し、真に豊かな地域社会を実現するには、過去に学び、今こそ民間の力を結集していく必要があると思います。
われわれ野村證券もこの京都の地におきまして、地域の皆さまに貢献すべく、信頼いただけるパートナーであり続けられるよう、一層の努力に取り組んでまいります。