文化がつくる未来
- 2025元日 賛同企業代表者メッセージ -
「言葉の力」という
知的財産を育み蓄える
山崎信夫
公益財団法人日本漢字能力検定協会 代表理事 理事長
当協会は、教育基本法にうたわれている「生涯学習の理念」、すなわち「国民一人一人が、自己の人格を磨き、豊かな人生を送ることができるよう、その生涯にわたって、あらゆる機会に、あらゆる場所において学習することができ、その成果を適切に生かすことのできる社会の実現」を目指し、日本語・漢字能力の育成という側面からさまざまな公益活動を行っています。
現代は、予測不可能で、多様性の時代と言われています。私たちは、あらゆる事象や他の人に対し、自分とは違うという想像力を働かせ、常識、良識、節度ある言動を互いに促しながら、うまく共生していかなければなりません。つまり、人を思いやるコミュニケーションが大切であり、それは、とりもなおさず「言葉の力」が重要だということです。AI(人工知能)などの科学技術が発達しどのような時代になろうとも、生身の人間として「言葉の力」という知的財産を豊かに育み蓄えることは不易であると確信しています。
当協会は、各種検定試験をはじめ、漢字ミュージアムの運営、教材図書の発行やデジタルコンテンツの開発、「今年の漢字」に代表される啓発活動などを通じ、さまざまな世代の皆さんに日本語・漢字を学ぶ楽しさを提供し、皆さんが言葉の力を磨き育めるよう、不断の努力を続け、生涯学習社会の実現に貢献していきたいと思います。
公益財団法人 日本漢字能力検定協会
京都市東山区祇園町南側551
Tel.075-757-8600
https://www.kanken.or.jp/