賛同企業代表者 文化人 特集・未来へ受け継ぐ
経済面コラム

未来との約束

- 2026元日 賛同企業代表者メッセージ -

鈴木順也

旅は偏見や
狭い考え方をなくす

鈴木順也
NISSHA株式会社

最近、外国人に対する政策のあり方が議論になっている。そこで前提として考えたいのは、異なる文化や価値観への向き合い方である。異なる価値観への寛容を育むには、それを理解しようとする教育と感性が重要だ。私たちが海外へ出かける機会が増え、世界からの旅行者も多く訪れる今日、マーク・トウェインの「旅は偏見や狭い考え方をなくすものだ」という言葉を思い出す。また、クリフトン・ファディマンの「旅をすることは、他国に対する間違った認識に気づくことである」という指摘がある。これらは、実際に見聞することでメディアやうわさで植え付けられた偏見や誤解を解消し得ることを示唆している。
こうした気づきを踏まえて外国人政策を考えると、わが国の人口減少は避けられず、労働力確保の観点からスキルや技能の訓練を通じて外国人労働者のキャリア形成を支援することが重要だ。一方で、不法滞在や制度の悪用に対する不安があり、安全保障や公平性の観点から、より透明性の高い入管行政の強化を求める声が国民の間にある。だからこそ、単なる排除ではなく、外国人との信頼を築くためのルール整備と、日本社会への理解と地域への定着を両立させる運用が求められる。企業経営の現場においても、こうした視点を踏まえた外国人材との信頼関係づくりが、これから一層重要になると感じている。

NISSHA株式会社

京都市中京区壬生花井町3
Tel.075-811-8111 
https://www.nissha.com