「人と技術をつなぎ、
未来をひらく」

廣江敏朗
株式会社SCREENホールディングス 取締役社長（CEO）

当社は1943年、研究開発型企業として京都に誕生しました。現状に甘んじることなく、常に思いを巡らせ新しい事業や製品を創造する創業の精神「思考展開」を礎に、独自の技術を多様化させながらビジネスを展開。創立80周年の節目にあたる今期、企業理念を改定、企業としての存在意義「人と技術をつなぎ、未来をひらく」を新たに掲げました。
近年、DX（デジタルトランスフォーメーション）を意識した産業構造の変化が急速に進むとともに、環境面では、GX（グリーントランスフォーメーション）が注目されるなどエネルギー政策転換への検討が進んでいます。先進国では生産年齢人口が減少し、少子高齢化社会を迎えるなど、社会が直面するさまざまな課題に対し、イノベーションを起こし、解決に向けたソリューションを創出することが求められています。これらを実現しさらなる成長を図るには、当社が何のために存在するのかという企業としての存在意義に立ち返り、社内外の誰もが共感し、共に歩んでいける共通の考え方が必要と考えた次第です。
当社は、これまで培ってきた技術をエレクトロニクス産業や印刷産業のみならず、ライフサイエンス分野やエネルギー分野などの新領域への応用、展開することにも果敢に挑戦しています。社会課題の解決に挑む「ソリューションクリエーター」として、持続可能な社会の実現に貢献していきます。