地域のお客さまの
輝かしい未来へ

白波瀬 誠
京都中央信用金庫 理事長

新年明けましておめでとうございます。
2023年は、インバウンド需要の回復により、観光地はにぎわいを取り戻し、さまざまなイベントがリアルで開催され、改めてリアルの体験、対面でのコミュニケーションの重要性に気付かされた１年でした。反面、ここ数年間で急激に進んだオンライン化は、働き方、ライフスタイル、コミュニケーションなど、人々の生活に大きな変化を生み出しました。地域の企業にとっても、時代の変化に対応し、新たなビジネスチャンスを創出するためには、ＤＸ（デジタルトランスフォーメーション）・ＧＸ（グリーントランスフォーメーション）を含むサステナビリティー（持続可能性）経営の実現が不可欠です。当金庫はこれらの課題に対して、生産性の向上、競争力強化に寄与するソリューションの提供に取り組み、そのための「人財」の育成を進めております。
昨年「中信コーポレートユニバーシティ（ＫＣＣＵ）」を設立し、人財を資本と捉え、高い付加価値を持続的に提供できる人財育成に取り組んでおります。コミュニケーション能力を高め、多様化するニーズにお応えするための専門知識やスキルの習得はもちろん、お客さまの心に響く応対ができる、思いやりに満ちた職員の育成を目指しています。一人一人の職員がさらに大きく成長することで、地域のお客さまの輝かしい未来へつながる好循環のサイクルを生み出し、サステナブルな社会の実現に貢献してまいります。