賛同企業代表者 文化人 特集・未来へ受け継ぐ
経済面コラム

文化がつくる未来

- 2025元日 賛同企業代表者メッセージ -

在間敬子

「幸福感あふれる場」を
創る基盤とは

在間敬子
京都産業大学 学長

学生たちがより良い未来を選択できるために、私たちは何ができるのでしょうか。私が大切だと考えているのは、学びが多く、成長できて、ホッとできて、ワクワクするといった「幸福感あふれる場」を創ることです。本学はその具現化のためにさまざまな取り組みをしていますが、基盤は、ダイバーシティー(多様性)、エクイティ(公平性)、インクルージョン(包摂性)の推進です。
ダイバーシティーは性別、文化、宗教、価値観、ライフスタイルなど、さまざまな背景や視点を受け入れることから始まります。その上で、エクイティの理念に基づき、全ての人が公平に成長機会を得られる環境を整え、インクルージョンを通じて、誰もが安全に安心して自分らしくいられる、活動できる場を提供します。これは学生や教職員を問わず、全ての人が居心地良く学び、働ける場であるということです。そうした場だからこそ、多様な人々が自由に交流し関係を築き、何かにチャレンジすることができます。
私たちは、この取り組みを単なる理想ではなく、本学の教育、研究、そして日々の活動において具体的な形を持つよう努めていきます。それは未来を担う学生たちが、多様性に富んだ社会の中で自らの資質・能力を生かし、新しい価値を創造する力を育むことに直結すると確信しているからです。

京都産業大学

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Tel.075-705-1408 
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