賛同企業代表者 文化人 対談シリーズ
経済面コラム

日々の暮らしに「善」を追求し、自らの意志で生きる時代へ

- 2024元日 賛同企業代表者メッセージ -

黒坂 光

デジタル時代をリードする
知の拠点づくり

黒坂 光
京都産業大学 学長

藤井聡太八冠達成。この偉業に、将棋ファンの歓喜は頂点に達しました。将棋界の若き俊英が繰り広げる高度で独創的な指し回しに、ファンは魅了されました。藤井八冠は、トッププロ棋士よりも正確に指し手を読むであろうコンピューター将棋を研究に活用し、棋力の向上に努めていると聞きます。
人類は歴史を通じて、社会を変革させる技術や機械・装置を開発してきました。農業機械や蒸気機関車などの開発は農業革命や産業革命をもたらし、近年の交通や通信技術の発達は物流や情報伝達を容易にし、経済や文化のグローバル化を加速させました。これらの進展は、人間の知能や機能を凌駕するものですが、人類は自らの存在価値をおとしめることなく、発明を通じて新しい価値を生み出し、時代を切り開いてきました。
現代は、通信・情報技術、生成AI(人工知能)などが飛躍的に向上し、デジタル革命社会「Society 5.0」が実現しつつあります。「将来の社会を担って立つ人材の育成」を建学の精神に掲げる京都産業大学は、次の時代を見据えて、スマートキャンパスの構築と起業家精神を持った人材の育成に力を入れています。新しく導入する高速の通信環境の下でAI、IoT(モノのインターネット)、バーチャルリアリティー(仮想現実)などを活用した先進的な教育・研究を展開し、次の時代のビジネスモデルをけん引できる人材を育成していきます。

京都産業大学

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