身の回りの草花に親しんでもらおうと、ミニチュアの箱庭作りの体験会が22日、京都市左京区の市動物園であった。参加した親子連れ約30人が、自由な感性でコケやササ、石を鉢に飾り付け、自然を表現した。
日本造園建設業協会府支部の曽根将郎さん(43)が講師を務め、「草花はさりげなく人を和ませてくれる。育てると感受性も養われる」と語り掛けた。
参加者たちは、白い寒水石や赤さび色の砂利を鉢に敷き詰めた後、コケやササ、大小さまざまな石を思い思いに配し、自分好みの「庭」を作った。南丹市の園部小2年藤本夏那さん(8)は「うまくできたから家に飾りたい」とほほ笑んだ。