環境、レジリエンス、
安心・安全に注力

河村嘉則
株式会社日立製作所 京都支店 支店長

新型コロナウイルス感染症に罹患された皆さまにお見舞い申し上げると同時に、感染拡大防止にご尽力されている皆さまに深く感謝申し上げます。
日立は、110年の歴史の中で培ったOT（制御・運用技術）、IT、プロダクトの強みを最大限に生かし、「Lumada」を活用したデジタルソリューションにより、人々のQOL（生活の質）向上と顧客企業の価値向上を目指してきました。さらに、今後を価値起点の発想で考えたときには、将来の私たちの生活のあるべき姿を描き、そこからバックキャスト（逆算）する形で、今すべきことを考える視点が必要です。その視点に立ったとき、日立が社会に新たな価値を生み出し、日立として成長できる領域は、「環境」「レジリエンス（回復力）」「安心・安全」の3領域です。
「環境」領域では、喫緊の課題として叫ばれている、脱炭素・循環型社会の実現を目指します。「レジリエンス」領域で目指すのは、自然災害や資源供給不足などに起因する公共サービス・社会システムの分断に耐えられる社会の実現です。「安心・安全」領域では、人生100年時代が到来するともいわれる中、誰もが心身ともに健康でいきいきと生活できる社会を志向していきます。
これらの3領域を通じて、社会イノベーション事業のグローバルリーダーとして、今後も人々のQOL向上と顧客企業の価値向上を目指していきます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。