新次元に向けて
果敢に挑戦

岡田博和
TOWA株式会社 代表取締役社長

昨年も新型コロナウイルスへの対応が大きな課題となった年でした。秋以降少し落ち着きを見せておりますが、当社は引き続き感染対策に力を入れつつ、在宅勤務も維持しながらベストな成果が発揮できる体制で臨んでおります。
業績の面では、昨年は、旺盛な半導体需要に支えられ、計画を上回る業績を達成することができました。この流れは本年も続くと予想しており、2014年に策定した「TOWA10年ビジョン」を2年前倒しで達成できる見込みです。本年は、新次元に向けての挑戦の年になると感じております。
さらなる成長のためには、売上や利益の増加に加え、ＳＤＧｓ（持続可能な開発目標）への取り組みやガバナンス（企業統治）の強化も欠かせません。とりわけ環境への配慮は重要であり、当社もこれまで廃棄樹脂の少ない装置の開発や使用電力の再生可能エネルギーへの切り替えを行ってまいりました。現在は、国内外の拠点における太陽光パネル設置や電気自動車（社用車）の導入を進めています。ガバナンス面では、昨年、指名報酬委員会の設置などを行い透明性の向上に努めました。本年、東証の市場再編により誕生する「プライム市場」への移行を控え、ますます力を入れてまいります。
さらなる成長に向けて、また「世界のモールドプロセスをTOWAに！」の目標に向けて本年も果敢に挑戦を続けてまいります。