賛同企業代表者 文化人 対談シリーズ
経済面コラム

新たな暮らしの実践へ

Practice of new life

- 2022元日 賛同企業代表者メッセージ -

北尾和彦

新薬開発で輝かしい
未来を創造する

北尾和彦
京都薬品工業株式会社 代表取締役社長

新年おめでとうございます。
昨年は、コロナ禍で日常生活や企業活動が大きく制限された1年でしたが、ワクチン接種や治療薬の開発で感染者数や重症化が抑制され、明るい希望が見えてきました。
今年は寅年ですが、1822(文政5)年にコレラが流行した時、大阪道修町の薬種商が疫病除けの薬としてトラの頭骨などを配合し「虎頭殺鬼雄黄円」という丸薬を作り施与するとともに張り子のトラを作り、疫病のお守りとして授与しました。私ども製薬会社は毎年11月に薬の神様、少彦名命と薬祖神・神農様をお祀りする少彦名神社に参拝し、「神虎笹守」といって五葉笹に張り子のトラと神社のお札をつけた無病息災のお守りを頂くのが慣例です。
日本には疫病との戦いの長い歴史があり、祇園祭や東大寺の大仏建立も疫病退散の祈願によるものです。今は日本を含む世界中の製薬企業でコロナの治療薬開発に向けて英知が結集されていますので、インフルエンザ並みになる日もそう遠くはないだろうと予想されます。当社におきましても、「独創的新薬の創製や価値ある薬づくりを通し、人々の健康に明るい未来を切り拓くことで社会に報恩する」を企業理念に、いまだ治療薬のない疾病の新薬開発に日夜努力しています。
コロナ禍の収束と本年の皆さまのご健勝を心より祈念申し上げます。

京都薬品工業株式会社

京都市中京区西ノ京月輪町38
Tel.075-802-3371 
http://www.kyoto-pharm.co.jp