「原理原則」に学び、
「三方よし」を実践

米田 多智夫
オーシャン貿易株式会社 代表取締役社長

新年明けましておめでとうございます。
2020年の新型コロナウイルス感染症拡大当初、政府の対応は他国より遅いスタートでしたが、最近の国内感染者数は急速な減少傾向にあり、国の対策に一定の効果があったものと思われます。一方、世界では再び感染が拡大している国もあり、まだまだ予断を許さない状況が続きそうです。
当社は1973年に創業、今年で50周年を迎えます。京都市に本社を構え、主な事業として世界40数カ国との間で、水産物、青果、花きなどの輸出入を行ってまいりました。50周年を無事迎えることができたのも、創業以来一貫して自然界の原理原則に学び、何事にも筋を通し、世の中のルールや道徳を順守してきた結果だと考えています。その一つが企業理念である「三方よし」です。「売り手よし・買い手よし・世間よし」の精神であり、これにより当社に関わるすべての人々のさらなる繁栄と幸せを目指しています。また、近年関心が高まっている持続可能な社会の実現も当然対応すべき責務です。当社では、生鮮サーモンにおけるASC（水産養殖管理協議会）認証商品の取扱比率の引き上げ、加工過程の食品ロス削減や輸送時のCO2（二酸化炭素）削減など、2030年に向けたSDGs（持続可能な開発目標）のゴールを掲げ果敢に取り組んでいます。
これからも原理原則に従い、さらなるオンリーワンの開発で、取引先や地域社会に貢献してまいります。