持続可能な社会の
実現に向けて

栗和田 榮一
SGホールディングス株式会社 代表取締役会長兼社長

新型コロナウイルス感染症の発生から2年以上が経過しましたが、新たな変異株が猛威を振るうなど、その影響はいまだ予断を許さない状況が続いております。新型コロナウイルス感染症により影響を受けられた皆さまに謹んでお見舞い申し上げるとともに、医療従事者の皆さまをはじめ、社会生活を支える「エッセンシャル・ワーク」を担っていただいている皆さまに深く敬意を表し、感謝を申し上げます。
近年では、新型コロナウイルス感染症対策だけでなく、気候変動を最小限に抑制しようという取り組みが国際的な広がりを見せ、私たちの生活に欠かせないエネルギーやモビリティーをはじめとする社会や経済の基盤が、持続可能な社会の実現に向けた大きな転換期を迎えようとしております。
当社グループは、創業以来受け継がれる「飛脚の精神」を礎に、人々の暮らしと社会を支える社会インフラとして物流業に邁進してまいりました。また、社会環境の変化に対して、早くから気候変動の原因とされる温室効果ガスの削減にも積極的に取り組んできました。
これからも佐川急便を中核とする総合物流企業グループとして、気候変動への対策を社会的責務と認識し、持続可能な社会の実現に向けて取り組んでまいります。
本年も何卒よろしくお願いいたします。