「世のため、人のため」
共助の思いを大切に

榊田隆之
京都信用金庫 理事長

謹んで新春のお慶びを申し上げます。
新型コロナウイルス感染症の対策に明け暮れた2020年が終わり新しい年を迎えましたが、いまだに新型コロナウイルスは収束することなく、厳しい状況が続いています。
コロナ禍でソーシャルディスタンス（社会的距離）が求められる今だからこそ、「人と人との関係性」や、「事業と事業のつながり」がこれまで以上に必要となっているのではないでしょうか。
今もなお数多くの方々がコロナの影響を強く受けておられ、事業の継続、医療現場の逼迫、家族の健康、職場での働き方、地域イベントの開催など多方面においてさまざまな社会課題が浮き彫りとなっています。これらの課題を解決するためにも、「共助」の思いを強め、みんなで「寄ってたかって」課題解決に当たることが今年は特に重要になると思います。
コロナ禍で先行きが不透明な今こそ、京都信用金庫は「寄り添う金融、つなげる金融」を実践することにより、地元中小企業のご事業の課題や個人の暮らしに係る課題の解決に当たってまいります。
先人が残した「世のため、人のため」という言葉を大切に、今年も皆さまとともに「心ゆたかなコミュニティの創造」を目指してまいりたいと思います。
本年も引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。