社会インフラの物流を
提供し続ける使命

栗和田 榮一
SGホールディングス株式会社 代表取締役会長

新型コロナウイルス感染症の拡大により影響を受けられた皆さまに謹んでお見舞い申し上げます。また、感染拡大防止にご尽力されている皆さまには深く敬意を表し感謝申し上げます。
当社グループは、佐川急便を前身に1957（昭和32）年、ここ京都で一つの荷物を運ぶことから事業を開始しました。お客さまのために何ができるかを常に考え、荷物に込められた「想い」も一緒に届ける「飛脚の精神」を礎に、社会インフラの一つとして捉えていただけるようになった物流事業に誇りを持って走り続けてまいりました。
昨年からの新型コロナウイルス感染症の拡大により、私たちの生活は新しい様式へと一変し、私どもの主力事業である宅配便の需要が急増しました。国内のEC（電子商取引）拡大によって宅配便取り扱い個数は拡大傾向にありましたが、新しい生活様式へのシフトを余儀なくされ、その傾向はさらに強まりました。物流に対する一層の期待と課せられた責任の重さを実感するとともに、これまで以上に真摯に事業に取り組み、社会インフラである物流をゆるぎなく提供し続けねばなりません。
今後も「飛脚の精神」を胸に、社会からの信頼に応え、物流で皆さまの生活を豊かにすることを使命として走り続けてまいります。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。