京都新聞「教養図書案内」
12月の新刊案内

毎月、京都新聞教養図書案内から新刊情報をお届けします

最新更新日:2021年12月20日
※価格は税込

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ナチ・ドイツの終焉 1944-45
イアン・カーショー 著 / 宮下嶺夫 訳 / 小原淳 解説◆白水社◆6820円


第三帝国はなぜ降伏せず全面的に破壊されるまで戦ったか。支配構造と人々の心性を究明

  
福祉国家 救貧法の時代からポスト工業社会へ
デイヴィッド・ガーランド 著 / 小田透 訳◆白水社◆2640円


経済成長と社会統治を担う巨大機構の過去・現在・未来。エスピン=アンデルセン激賞!

  
日本のフェミニズム ―150年の人と思想
井上輝子 著◆有斐閣◆2420円


明治維新後150年のフェミニズムの歴史を、主要な人物や思想に焦点を当てて描き出す。

  
ネット社会と民主主義 ―「分断」問題を調査データから検証する
辻大介 編◆有斐閣◆3190円


ネット研究の第一人者たちが分析するネット社会と民主主義のゆくえ。

  
摂関政治から院政へ
美川圭、佐古愛己、辻浩和 著◆吉川弘文館◆2970円


寺院造営や人口増加で都市域が拡大し、平安京が"京都"へ変貌する胎動期を描く。

  
近江商人と出世払い―出世証文を読み解く―
宇佐美英機 著◆吉川弘文館◆1980円


「成功したあかつきに借金を返済する」出世払い慣行はどのように成立し定着したのか。

  
増補 アガンベン読解
岡田温司 著◆平凡社◆1760円


「潜勢力」「身振り」「無為」「共同体」など、10の鍵概念から深化し続ける思想家に肉迫。

  
名ごりの夢 蘭医桂川家に生れて
今泉みね 著 / 金子光晴 解説◆平凡社◆1650円


福沢諭吉らの思い出から御維新の衝撃まで、将軍家御典医の娘が語る逝きし世の面影。

  
俗語百科事典
米川明彦 著◆朝倉書店◆4950円


改まった場では使えない俗語の世界。定義、語源、意味分野別の俗語、消えた俗語など。

  
文系のための記号論理入門―命題論理から不完全性定理まで―
金子裕介 著◆朝倉書店◆3520円


文系学生のために初歩から丁寧に説き起こし不完全性定理にまで至る記号論理学の入門書。

 
  
図説 日本呪術全書 普及版
豊嶋泰國 著◆原書房◆2750円


陰陽道、修験道、密教、神道、古神道など、日本の呪術の全体像に鋭く迫る無二の一冊。

  
図説 呪具・法具・祭具ガイド
呪術探究編集部 編◆原書房◆1650円


祈祷、祭事、儀式の場で用いられる道具の名称、由来、意味、使用法までを解説。

  
図説 人新世 環境破壊と気候変動の人類史
ギスリ・パルソン 著 / 長谷川眞理子 監修 / 梅田智世 訳◆東京書籍◆3080円


人類誕生以降から現在までの地球環境改変の歴史をビジュアルで理解できる図説が登場。

  
シートケーキとレイヤーケーキ
原亜樹子 著◆東京書籍◆1760円


シンプルな普段着のケーキから、アレンジで広がるバリエーションは無限大。

  
児童養護施設で暮らすということ 子どもたちと紡ぐ物語
楢原真也 著◆日本評論社◆1980円


児童養護施設の子どもたちの心の機微や輝き、傍らで支える職員の思いを温かな筆致で描く。

  
ことばの数理千一夜 ことばの仕組みとパズルと数学と
小谷善行 著◆日本評論社◆2420円


AIにつながる「ことばの仕組み」の基礎や考え方を、数理とパズルの視点で紹介。

12月の京都新聞掲載紙面(2021年12月20日付朝刊)
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