「クルマを、文化に。」

松島正昭
株式会社マツシマホールディングス 代表取締役社長

京都で65年超の歴史を刻み、自動車ディーラーとしては老舗の仲間入りをさせていただいたと自負しています。国産車のマツダをはじめ、輸入車のメルセデス・ベンツやBMWなど計10ブランドを取り扱う企業となり、車以外でも飲食やヘルスケアなどさまざまなサービスでお客さまと一生のお付き合いをすることを志してきました。
京都で事業をさせていただいて、まだ駆け出しではありますが、伝統工芸やアート、スポーツ、食などの文化に貢献できるよう取り組んでいます。例えば、伝統工芸とカーライフの融合を行うブランド「Kiwakoto」では、西陣織や蒔絵といった京都らしい技術で車を好みの仕様にオーダーするクラフトカーサービスを展開し、伝統工芸の振興にも努めています。
そして2020年は、「クルマを、文化に。」をスローガンに、新たなステージを目指します。自動運転やネットにつながるコネクテッドカー、カーシェアリングなど、移動手段としての便利さが進化していますが、車を手にしたことで始まるストーリーも大切にしていきたいです。こだわりを車に表現したり、車で過ごす時間の情緒感だったり、人が息づく場としての車の魅力をもっと高めて、広めていく。先人たちが積み重ねてきた文化への敬意と、未来の文化をつくる主体者としての自覚を持ちながら、車を軸に、日常を豊かにする商品・サービス・情報を提供していきます。