教育とは未来への準備

佐々木喜一
成基コミュニティグループ 代表兼ＣＥＯ

2020年は東京オリンピックが開催され、日本にとって大きな節目の年となります。
教育においても「大学入試改革元年」と位置づけられてきました。ところが大学入学共通テストでの英語民間試験や記述式問題の導入の延期といったトピックばかりが注目され、「何のための改革か」という本質的議論が置き去りになっていることは非常に憂うべき事態であると感じております。
私たちは「教育は未来の準備」と定義しております。AI（人工知能）が人間の仕事を奪うと予想され、また持続的な開発目標として掲げられているSDGsにもあるように、これからの社会には課題が山積しています。そんな中を生きていくために、AIにはない、人間固有の能力である「思考力」や「創造力」、「独創力」、「課題解決力」を身に付けることが必要です。成基では、そのような資質や能力を身に付けるため、主体的に自らの考えを表明し、仲間と体験、協働しながら深く考え、課題を解決する「アクティブラーニング」という学習スタイルを導入し、さらにはボランティア清掃活動を通して、塾生自らが世界の環境や貧困の問題を考える取り組みも実践しております。
私たちはこれからも、設立の理念である「社会の課題を解決するための人づくり」を目指し、全ての子どもたちが十分な「未来への準備」をできるよう、誠心誠意努めてまいります。どうぞご期待ください。