深化、変革、そして飛躍

伊藤敏彦
株式会社きんでん京都支店 常務執行役員支店長

京都は、悠久の歴史の中で日本人の精神、文化の中心として繁栄、伝承してきた街であり、また、世界に誇れる文化・芸術の都市、伝統産業から最先端産業までが共存できるものづくり都市でもあります。
京都企業に共通する経営理念は、「先義後利」の精神であり、それが伝統や文化を育み、今なお維持・発展し続けられている理由の一つであると考えます。
京都支店は、この歴史ある地に創立し、今年75周年の節目を迎えます。平成から令和へ新しい時代の幕が開き、今までに増して社会構造の変化と技術革新が進むことが予見されます。この「第4次産業革命」と社会のグローバル化が加速する中、2017年4月1日に「私たちは優れた設備とサービスを創造し、社会のインフラを支え明るく豊かな未来の実現に貢献します」という未来への思いを込めて企業理念を定め、新時代に向けた変革を行い、社会と共にさらなる飛躍を目指してまいります。
近年、豪雨や台風が甚大な被害をもたらしています。インフラを支える企業として社会的責任を果たすことはもちろん、あらゆる自然災害に迅速に対応できるよう事業基盤強化を行い、より社会に貢献し、事業展開を深化させてまいります。
今後も古き良き伝統と文化を守り、「不易流行」の「考動」で多様性と夢のある企業を目指し、日々挑戦を続けてまいります。