東急グループのスローガン
「美しい時代へ」

奥村浩二
株式会社京都東急ホテル 専務取締役総支配人

東急グループの中核企業である東京急行電鉄の歴史は、1918（大正7）年渋沢栄一翁が東急の原点ともいえる「田園都市株式会社」を設立、4年後の9月2日に鉄道部門を分離独立し、目黒蒲田電鉄を設立したことに始まります。鉄道事業を基盤とした街づくりをベースに、多様な事業を100年近く展開してまいりました。しかし昨今では、それぞれの事業における環境の変化が著しく、こうした変化をいかに的確に捉え、迅速に対応していくかが今後ますます重要となっています。
そして令和元年である昨年9月2日、東京急行電鉄は「東急株式会社」へ商号変更をして、環境変化に迅速に対応できる東急の「向かうべき方向」や「未来」について経営構想を発表しました。その中で東急グループのスローガン「美しい時代へ」はそのまま残しました。
次の時代に向けた道しるべであり価値基準となる「美しさ」とは、人・社会・自然が調和した中で、国を超え時代を超え、一人一人の心に感動を呼び起こすありようのことです。われわれは美しい生活環境の創造を事業目的とし、一人一人が幸せを実感できるよう、お役に立ちたいと考えます。京都東急ホテルも東急グループの一員として、そして京都と共生する企業市民として、少しでも京都の皆さまのお役に立てるように努力してまいりたいと考えています。