日本一コミュニケーション
豊かな会社を目指して

榊田隆之
京都信用金庫 理事長

当金庫は1971（昭和46）年に「コミュニティ・バンク」の理念を世に提唱して以来、地域社会の発展や豊かなコミュニティーの形成を地域の皆さまとともに考え、実践してきました。21世紀に入り日本社会全体が成熟を迎える中、その役割はますます重要になってきていると感じます。
さまざまなバックグラウンドの人々が集い、皆で「寄ってたかって」社会課題に向き合い、それらの人々が交流を通じて相互理解を深め、新たな出会いや気付きを得ることが、イノベーションにつながります。地域を豊かにするためにも、われわれは社会課題に向き合う姿勢を明確にし、当金庫2千人おのおのが高い志を持って「人と人をつなぐお節介役」となることが、「公益（公共の利益）」の追求には必要不可欠だと考えます。
地域の社会課題に向き合うこと、お客さまの事業や生活の課題に向き合うこと、これらのさまざまな課題に向き合い地域のお役に立つことを、自らの仕事の喜びとするモチベーションと社内風土が大切になります。「日本一コミュニケーションが豊かな会社を目指して」。2千人の職員一人一人が高い志で「人と人をつなぐCommunity Manager」の役割をしっかりと果たせる社内風土づくりに取り組んでいきたいと思います。