思い描く、未来へ
drawing the future of tomorrow
- 2020元日 賛同企業代表者メッセージ -
「京のだしとその出会い」
志村雅之
京都鰹節株式会社 代表取締役会長兼社長
弊社は1877(明治10)年創業以来、京都でかつお節と昆布を取り扱い、主に麺類和食店さまへ料理の基本となる「だし」を提供してまいりました。鹿児島枕崎産のかつお節と北海道利尻産の昆布が京都で出合い、そのハーモニーと卓越した技術でうま味たっぷりの「だし」が育まれてきました。
当社は「京のだし文化」を大切に培っていくという理念の下、産地との信頼関係を築き、良質な原材料を見極め、京都の味を全国に届けてきました。われわれが食を提供する意味は、単なる食材の供給だけでなく、お客さまが「おいしい」「楽しい」「嬉しい」「幸せ」などを肌で感じていただくシーンを演出する大切な仕事だと思っています。
2013年に和食がユネスコの無形文化遺産に登録されました。現在、インバウンドを中心に国内外から5千万人の観光客が訪れ、その影響で和食の人気が高まっています。弊社では国際部を創設し、海外進出で販路拡大に努めています。また和食文化の発展のため、7年前から毎月24日を「節の日」と銘打って、直接販売のイベントを実施しています。そこでお客さまの生の声を聞き、新製品の開発に役立てています。和食が「グルメ志向」「健康志向」「長寿社会」に不可欠であると予測して、企業経営に努めてまいりました。どうか皆さま「京のだし」のうま味をじっくりとご堪能ください。
京都鰹節株式会社
京都市南区吉祥院石原堂ノ後西町7
Tel.075-671-4124
http://www.kyoto-katsuo.co.jp