賛同企業代表者 文化人 対談シリーズ
経済面コラム 未来を思い描く

思い描く、未来へ

drawing the future of tomorrow

- 2020元日 賛同企業代表者メッセージ -

中山 永次郎

「ホテルは文化である」

中山 永次郎
ANAクラウンプラザホテル京都 代表取締役社長

2020年庚子の年は、いったいどんな年になるのでしょうか。干支が一回りする60年前の庚子の年であった1960(昭和35)年がどんな年であったのか検索してみると、天皇陛下がお生まれになられた年でした。そして、第一次池田内閣が誕生し所得倍増計画を発表した年でもありました。そのとき私は3歳です。昭和の高度経済成長期に幼少年期を過ごしました。誠に良い時代に生まれたものだと思います。町が生きていた時代で、家々にはかまどの匂いがあり生活感に溢れていた時代でした。
今や人生100年ですから、私も令和の時代をたっぷりと生きていくことができます。今年は東京オリンピックの年です。2025年には大阪・関西万博があります。人生にそれぞれ2回も見る機会に恵まれました。
私どもホテルにとっても令和の時代を迎えて、AI(人工知能)が急速に進化する中でいったい何がどう変わってしまうのか。どう変わらなければならないのか。あくまで人間の五感でしかできないサービスを提供できるホテルでありたいものです。昭和、平成、令和へと時代とともに変えていかなければならない事柄がある一方で、時代に左右されずかたくなに変えてはならないものがあります。「ホテルは文化である」これが私どもホテルの経営理念です。

ANAクラウンプラザホテル京都

京都市中京区堀川通二条城前
Tel.075-231-1155 
http://www.anacpkyoto.com/