「突き抜けたグローバル化」
新たな地平を拓く

森島朋三
学校法人立命館 理事長

近年国際社会では、既存知を超える事態が進行しています。自然の猛威は、私たちの経験値では計り知れないほどの様相を呈しています。歴史的にみれば、非連続な事態が出来し、「想定外の日常化」が生じているといえましょう。
「先例モデルがない時代」に求められることは、歴史に学びつつ、たゆまぬイノベーションを継続することです。革新を続ける立命館だからこそ挑戦したい人が集う、そのような学園を目指すという決意のもと、2030年に向けたビジョンとして「挑戦をもっと自由に」を掲げました。
本年4月にはオーストラリア国立大学（世界大学ランキング24位 ※英クアクアレリ・シモンズ世界大学ランキング2018-2019）とのわが国初となる共同学士課程「グローバル教養学部」が誕生します。「突き抜けたグローバル化」を実現し、研究力を世界水準に高める、立命館らしいとがった改革を推進します。
立命館は、北海道・滋賀・京都・大阪・大分に2大学、4附属中学校・高等学校、1附属小学校、学生・生徒・児童約5万人を擁する総合学園となりました。京都で生まれ、京都に育てていただき、2020年には創立120周年を迎えます。新たな価値を社会に提供するイノベーティブな取り組みに、今年も誠心誠意、邁進してまいります。