より良い未来につながる
コトづくり

武田一平
ニチコン株式会社 代表取締役会長

昨年7月に閣議決定された第5次エネルギー基本計画では、再生可能エネルギーを国の「主力電源」として進めていく方針が打ち出されました。資源の乏しい日本において再生可能エネルギーを長期安定的な電源として推進することは、社会を維持、発展させていくうえで大きな意義があります。その中で最も普及している太陽光発電は近い将来、蓄電池と組み合わせて地産地消のエネルギー源として活用することが見込まれています。
ニチコンは、「より良い地球環境の実現に努め、価値ある製品を創造し、明るい未来社会づくりに貢献する」を経営理念に掲げ、創立当時からのコンデンサー事業、電源事業、そこで培ってきた高度な技術を融合し、地球温暖化の解決に向けた製品開発を加速させています。
電力の自家消費時代に向けて開発した「トライブリッド蓄電システム」は、太陽電池と電気自動車（EV）、蓄電池を効率よくつなぎ、太陽光発電を家庭だけでなくEV走行にも利用でき、もしもの停電時にはEVや蓄電池をバックアップ電源として、家庭に安心・安全を提供します。
ニチコンは、蓄電のエキスパートとして持てる技術にさらに磨きをかけ、皆さまに感動いただける新たな価値を創造し、より良い未来につながる「コト」づくり企業として期待いただけるよう邁進してまいります。