観光の新たなサブゲート
梅小路京都西駅が誕生

三輪正稔
西日本旅客鉄道株式会社 執行役員近畿統括本部京都支社長

2019年3月16日、JR嵯峨野線京都〜丹波口間に、梅小路公園および京都駅西部エリアにある観光の玄関口の駅である「梅小路京都西駅」が開業いたします。京都駅から1駅、約3分。京都鉄道博物館や京都水族館などのある梅小路公園へのアクセスが飛躍的に便利になります。また、安全、安心してご利用いただけるよう、嵯峨野線では初となる可動式ホーム柵を設置するほか、駅改札口付近には工芸品などに用いられる「梅柄光琳梅」の形状を用いるなど、京都らしい駅デザインといたしました。
さて、近年は京都へ観光でお越しになるお客さまもますます増え、玄関口である京都駅の混雑も目立つようになりました。当社では、行きたい京都の観光地に短時間で、ストレスなく、経済的に行ける「観光しやすい京都」の実現に努めています。京都観光の定番は、京都駅からバスといわれますが、東福寺駅や山科駅などから鉄道乗り換えが便利である観光地もたくさんあります。こういったサブゲートを上手に活用した移動の提案などを通じて、過度な集中を緩和し、観光のお客さま、地域の皆さまが快適に公共交通機関をご利用いただけるよう、取り組んでいます。梅小路京都西駅も、観光・レジャーの拠点として、京都観光の新たなサブゲートとなるように育て上げたいと考えています。