未来にむけた
京都のまちづくり

田原和也
株式会社髙島屋京都店 執行役員店長

髙島屋は、1831（天保2）年に烏丸松原・因幡堂の西門前で創業し、1912年には烏丸通の拡張と市電の運行開始に合わせ、日本初の鉄筋コンクリート造りの百貨店を作りました。
戦後の1950年には京都の繁華街の中心となる四条河原町に3階建ての店舗を開店させ、その後は地元の皆さまのご協力をうけ、順次店舗を拡大し現在に至っております。
髙島屋は単なる衣料品や雑貨品の販売のみならず、美術・呉服・伝統工芸品の保護・育成や文化事業にも積極的に取り組んでまいりました。
四条通と河原町通の接点となるこの地は、今や地元の皆さまのみならず国内外の観光のお客さまも多数集われる京都の重要な場所となりました。
また本年は、四条烏丸に京都経済界の拠点となる「京都経済センター」がオープンいたしますし、河原町通にも新しいホテルが次々と建築されております。京都市が目指している「歩いて楽しいまちなか戦略」を推進すべく、今後は店舗内に留まらず、より積極的に地域一体となることで都心部のさらなる賑わいづくりを推進し、個性と活力あふれる「まちづくり」に取り組んでゆく所存です。