賛同企業代表者 文化人 対談シリーズ
経済面コラム 未来を思い描く

未来へ受け継ぐ
〜次世代のメッセージ〜

inherit to the future

- 2019元日 賛同企業代表者メッセージ -

続木 創

ぶれない「芯」を
見つめ直す

続木 創
株式会社進々堂 代表取締役社長

昨年読んだピーター・ドラッカーの著書にあったお話。アテネのパルテノン神殿の屋根に立つ彫像を制作した彫刻家フェイディアスは、請求書を見た会計官から「誰も見ない背中の細工にまで請求するとは何事か」と言われたとき、「そんなことはない、神々が見ている」と答えたのだと。この逸話が若き日のドラッカーの職業観を根本から変えた、ということに感動しました。
昨年の大河ドラマの主人公、西郷隆盛の座右の銘「敬天愛人(天を敬い人を愛する)」も、その前半部分「敬天」に大きな特徴があると思います。人智を超えた天の声に導かれ、新しいビジョンをぶれずに追い求めたリーダーシップが日本を明治維新へと導いたのです。
東京五輪に続いて国際博覧会(万博)の大阪開催決定に沸く日本。観光客数の増加は大きな恩恵ですが、それは同時にドラッカー流に言えば「あなたの顧客は誰ですか?」という問い掛けを、私どもに突きつけているように思います。観光バブルは必ず弾ける、問題はその後をどう見通すかです。こういうときにこそぶれない「芯」を見つめ直すことが大切と痛感しながら新たな年を迎えました。
私ども進々堂にとっての「芯」、それはパン造りを通して京都の人々の生活文化の向上に貢献し続けること。進々堂は、今年もぶれずに精進してまいります。

株式会社 進々堂

京都市中京区竹屋町通寺町東入る藤木町33
Tel.075-221-0056 
http://www.shinshindo.jp/