印刷とコミュニケーションの
未来へ

木下宗昭
佐川印刷株式会社 代表取締役会長

明けましておめでとうございます。本年は当社にとって創業50年を目前に控えた意義深い年となります。また2020年には東京オリンピックの開催、2025年には万国博覧会の大阪開催など、日本が世界の大舞台となることを大変喜ばしく感じております。
私どもは創業以来、活版をはじめ、出版グラビア印刷までさまざまな分野の印刷を手掛けてまいりました。京都を創業の地とする当社には、お客さまから伝統の中で磨かれてきた感性と美意識、常に高みを目指す技術革新など、京都の気風が強く求められてきたと思います。その思いにお応えすべく、私どもは絶えずより美しく、より速く、より効果的なコミュニケーションの実現を求めて研鑽を続けてまいりました。
また近年では、新たに軟包材印刷の分野へと事業領域を拡大。同時に、広告、撮影分野、文字や画像データの処理技術を生かしたスマホやタブレットなどデジタルコンテンツへの展開を推し進めています。
そして本年、パッケージ分野へもビジネスの領域を拡大いたします。キーワードは「情報と次世代のコミュニケーションの融合」、そしてそれを支えるイノベーション（技術革新）です。
当社はこれからも、さまざまなお客さまのニーズにお応えする新たなチャレンジを続け、ますます広がるコミュニケーションの多様化、国際化に力を尽くしてまいります。