京都基準のホテル創り
大切な人に大切な日に

林　惠子
京都ブライトンホテル 総支配人

京都ブライトンホテルは、京都上京の地に誕生し、本年31年目を迎えます。開業以来、「文化の薫りのするホテル」というコンセプトを掲げ、京都を支えておられるさまざまな方々にご支援いただき、今日までまいりました。
30周年を機に策定した、ホテルスタッフの行動指針を社内に示す「ブライトンマインド」の冒頭に、「京都基準のホテル創り」という言葉を使っています。私たちの目指すおもてなしのお手本は、全てこの京都の町にあると考えるからです。
どんなときも、相手を慮る謙虚で清らかな和の心、旧くても新しくても、本物だけに注がれる真っすぐな眼差し、繊細で豊かな感性が生かされた手仕事の技。それぞれが当たり前に、たおやかに存在する京都。特に上京の地は歴史的旧跡が随所に点在し、多くの日本文化が生まれ発展してきた、まさに文化の町であります。
私たちは「京都基準のおもてなし」とは何であるかを、若いスタッフと共に考え続け、お客さまそれぞれの日常にある、大切な一瞬、一瞬の時間に寄り添い続けてまいりたいと思います。
今年は上京区制140周年の節目の年、これからも、この地にあるホテルとして恥ずかしくないよう精進し、ここ上京の地と共に歩んでまいります。
どうぞ末永くよろしくお願いいたします。