未来へ受け継ぐ
〜次世代のメッセージ〜
inherit to the future
- 2019元日 賛同企業代表者メッセージ -
22世紀を見据えて
中山 永次郎
ANAクラウンプラザホテル京都 代表取締役社長
昨年生まれた赤ちゃんの平均寿命は100歳であるともいわれています。だから、子どもたちだけが持っている「22世紀を生きることができる未来」というものが、とてつもなく大きな未来に思えます。
10年後すら予測のきかない現代に、22世紀のことなど及びもつかないことかもしれませんが、現代の子どもたちは22世紀を見ることができるのです。
それは、22世紀を見据えたこれからの「21世の人類の叡智の結晶」でもあるわけです。それは、高度にAI(人工知能)が進化した時代で、子どもたちが、もう大嫌いな勉強などしなくていい、学歴のない時代であるかもしれません。
ただ残念にも、その「未来」にはもういない私にも言えることが一つだけあります。それは、どんなにAIが進化しても、人間の五感でしか伝えられない、感受できない感動というものは変わらないだろうということです。芸術文化はAIに任せるわけにはいかないということです。
私はホテルというサービス業に携わっています。「ホテルは文化である」というのが、私どもホテルの社是であります。人間が人間にサービスをするサービス業こそ、ますます貴重な時代になり、人類に残された最後の職業の一つになるであろうと思っています。
ANAクラウンプラザホテル京都
京都市中京区堀川通二条城前
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http://www.anacpkyoto.com/