京都は今も「ミヤコ」と言えるのか
大正・昭和の「大礼」にヒントあり
- 所 功
- 京都産業大学名誉教授
モラロジー研究所教授
◉ところ・いさお
1941年、岐阜県生まれ。名古屋大大学院修了。法学博士(慶応大・日本法制文化史)。皇學館大、文部省を経て京都産業大教授、現在、同名誉教授・モラロジー研究所教授。2014年、京都新聞教育文化賞受賞。著書に『平安朝儀式書成立史の研究』『菅原道真の実像』『京都の三大祭』など。
自然への敬意、森の恵みに感謝し
日本の木の文化を伝えていきたい
- 中川典子
- 銘木師
◉なかがわ・のりこ
京都市生まれ。幕末に坂本龍馬をかくまった材木商であり、創業295年の屋号「酢屋」、千本銘木商会にて銘木加工技術の特長を生かし、木のコーディネートを店舗や住宅、家具などに展開。木のある暮らしの豊かさを伝え、森と街をつなぐ。京都の若手文化継承者たちで結成した「DOYOUKYOTO?ネットワーク」の呼びかけ人。千本銘木商会常務取締役。
情報社会において考えや文化の違いを
許容することの重要さを思う
- 中西重忠
- 京都大学名誉教授
◉なかにし・しげただ
1942年、岐阜県大垣市生まれ。京都大医学部卒業。医学博士。専門は分子神経科学。米国国立衛生研究所留学、京都大医学部、同大生命科学研究科教授、大阪バイオサイエンス研究所長を経て、現在、SUNBOR所長。日本学士院会員、米国科学アカデミー外国人会員、恩賜賞・学士院賞受賞、2015年、文化勲章受章。