先人の愛した文化や道具を
見直していきたい
- 森田りえ子
- 日本画家
◉もりた・りえこ
1955年、神戸市生まれ。80年、京都市立芸術大大学院を修了。86年、第1回川端龍子大賞展大賞を受賞後、京都市芸術新人賞、京都府文化功労賞など数多くの賞を受賞。京都の伝統文化を受け継ぐ舞妓などを、卓越した描写力で表現。2013年、京都市立芸術大客員教授に就任。
異分野の人々が交流を深め、
高齢者の恩恵を次世代に譲ろう
- 山折哲雄
- 宗教学者
◉やまおり・てつお
1931年、米国生まれ。岩手県出身。東北大大学院文化研究科博士課程終了。「宗教と現代社会」を終生のテーマとし、幅広いジャンルにわたり作品を発表。国立歴史民俗博物館教授、国際日本文化研究センター所長などを歴任。専攻は宗教学・思想史。『愛欲の精神史』で和辻哲郎文化賞を受賞。著書は『近代日本人の宗教意識』(岩波書店)など多数。
他者への思いやりは
円滑な社会を営む根幹
- 山本兼一
- 作 家
◉やまもと・けんいち
1956年、京都市生まれ。同志社大文学部美学及芸術学専攻卒業。出版社勤務の後、フリーライターを経て作家に転身。長編デビュー作は2002年の『白鷹伝』、04年に『火天の城』で松本清張賞、09年には『利休にたずねよ』で直木賞受賞。