「我慢」のあとに来る
満ち足りた解放感大切にしたい
- 広上淳一
- 京都市交響楽団常任指揮者
◉ひろかみ・じゅんいち
1958年、東京都生まれ。東京音楽大卒。東京音楽大教授。京都市立芸術大客員教授。84年第1回キリル・コンドラシン国際青年指揮者コンクールで優勝。ノールショピング交響楽団やリンブルク交響楽団の各首席指揮者、日本フィルハーモニー交響楽団正指揮者、コロンバス交響楽団音楽監督を歴任。2008年4月からは京都市交響楽団常任指揮者を務める。
家庭教育という聖域を死守し
未来を担う子どもたちを守って
- 深見 茂
- 祇園祭山鉾連合会顧問
◉ふかみ・しげる
1934年、京都市生まれ。大阪大文学研究科修士課程修了。専門はドイツ文学。96年に祇園祭山鉾連合会理事長に就任。以来、5期15年にわたって理事長を務めた。この間、祇園祭の文化的な地位の向上に尽力し、2009年9月にユネスコ無形文化遺産の登録を実現。大阪市大、滋賀県立大各名誉教授。祇園祭山鉾連合会顧問。
「ご飯、汁物、香の物」見直すことが
日本の精神と伝統文化を支える
- 伏木 亨
- 京都大学大学院農学研究科教授
◉ふしき・とおる
1953年、京都府生まれ。75年、京都大農学部卒業、同大農学研究科教授。日本料理アカデミー理事。食品・栄養を中心として、おいしさの脳科学、自律神経と食品・香辛料の生理機能など、幅広い研究を行っている。2008年日本栄養食糧学会賞、12年日本農芸化学会賞受賞。著書に『味覚と嗜好』など多数。