一つの家族、一つの集落に伝わる
記憶の中にある味わい
- 熊倉功夫
- 静岡文化芸術大学 学長
和食文化国民会議 会長
◉くまくら・いさお
1943年、東京生まれ。東京教育大卒業。文学博士。筑波大教授、国立民族学博物館教授、林原美術館館長などを歴任。現在、静岡文化芸術大学長。一般社団法人和食文化国民会議会長。著書に『日本料理の歴史』『茶の湯といけばなの歴史 日本の生活文化』『文化としてのマナー』『茶の湯日和 うんちくに遊ぶ』『日本人のこころの言葉 千利休』など。
「おめでとう」、姿勢正してあいさつ
家族で集うお正月を大切にしたい
- 桑原櫻子
- 桑原専慶流副家元
◉くわはら・さくらこ
1960年、京都市生まれ。幼少から祖父・先々代家元のもとでいけばなを学ぶ。81年、同流副家元を襲名。季節の色彩を重視したいけばなを多くの花展に発表するほか、ドイツをはじめ海外でのいけばな展や交流会にも積極的に参加。もてなしの心を大切にした料理サロンも主宰。著書に『新感覚の簡単京風おかず』。
近距離コミュニケーションこそ
「ヒト」を人たらしめている要因
- 小原克博
- 同志社大学 良心学研究センター長
◉こはら・かつひろ
1965年、大阪市生まれ。同志社大大学院神学研究科博士課程修了。博士(神学)。一神教学際研究センター長(2010-15年)、京都・宗教系大学院連合議長(13-15年)などを歴任。現在、同志社大神学部教授、良心学研究センター長。専門はキリスト教思想、宗教倫理学、一神教研究。『宗教のポリティクス─日本社会と一神教世界の邂逅』ほか著書多数。