文化をもとに「アジア」を世界単位へ
その原動力となるのは京都である
- 井上満郎
- 京都市歴史資料館 館長・京都市埋蔵文化財研究所 所長
◉いのうえ・みつお
1940年、京都市生まれ。京都大大学院博士課程修了。京都産業大教授などを経て現在、同大名誉教授、京都市歴史資料館長、市埋蔵文化財研究所長。専門は日本古代史、京都歴史・京都文化。2009年11月、京都新聞大賞(文化学術賞)受賞。11年11月、全国社会教育功労者文部科学大臣表彰。著書に『桓武天皇』『平安京の風景』『古代の日本と渡来人』など。
「恩」ということの大切さ
- 大谷暢順
- 東山浄苑 東本願寺 法主・本願寺文化興隆財団 理事長
◉おおたに・ちょうじゅん
1929年、京都生まれ。東京大文学部、ソルボンヌ高等学院卒業。パリ第7大文学博士。名古屋外国語大名誉教授。フランスパルム・アカデミック勲章叙勲。現在、本願寺文化興隆財団理事長、東山浄苑東本願寺法主、ジャポニスム振興会会長。『歴史に学ぶ蓮如の道』『人間は死んでもまた生き続ける』など著書多数。ジャンヌ・ダルク研究者でもある。
美しいものが日常の中にある生活
京都は、これを忘れないでほしい
- 大原謙一郎
- 大原美術館 名誉理事長
◉おおはら・けんいちろう
備中倉敷の商家の9代目。神戸に生まれ、小学校から京都で過ごす。洛星高等学校卒業後、東京大経済学部、エール大(アメリカ)大学院に学び、1968年倉敷レイヨン(現クラレ)入社、副社長を経て、1990年中国銀行に転籍、副頭取を経て99年退任。現在、大原美術館名誉理事長、倉敷民芸館理事長、倉敷芸術科学大客員教授。