1人の「気付き」を10人に広げ、
京都から日本人の本質を語ろう
- 市田ひろみ
- 服飾評論家
◉いちだ・ひろみ
小学校6年間を、中国・上海市に居住。以後京都在住。京都府立大国文科卒。OLのあと女優としてデビュー。その後、服飾指導研究。世界106都市で、きものショーなど文化交流を実施。また、きもの研究のかたわら世界の民族服のコレクター。女優として、「京都迷宮案内」おかみとして出演。緑茶、おにぎりなどCM多数。
高千穂の秋元に伝わる夜神楽に
日本人の豊かさを感じた
- 河瀬直美
- 映画作家
◉かわせ・なおみ
映画作家。生まれ育った奈良で映画を撮り続ける。かつて『萌の朱雀』や『殯の森』が高い評価を得たカンヌ国際映画際で、昨年は日本人監督として初めて審査員を務めた。今年9月12-15日開催の「なら国際映画際」ではエグゼクティブディレクターを務める。祖母の故郷である鹿児島県奄美大島を舞台にした新作『2つ目の窓』を制作中。初夏公開予定。
「速成栽培」の時代だからこそ
「温故知新」の本当の意味を
- 杭迫柏樹
- 書 家
◉くいせこ・はくじゅ
1934年、静岡県生まれ。京都学芸大(現教育大)美術科書専攻卒業。書家村上三島氏に師事。日展特選、日本芸術院賞など受賞多数。2012年12月に京都市文化功労者認定。13年11月には京都新聞大賞(文化学術賞)。日展常務理事、日本書芸院理事長。著書に『王義之書法字典』や『書・心の風景 杭迫柏樹作品集』など。