『“美”自分力発揮』3 健康美人・京都新聞 女性のための健康づくり応援キャンペーン/京都新聞


『“美”自分力発揮』3〜更年期障害〜 健康美人・京都新聞 女性のための健康づくり応援キャンペーン/京都新聞2021年11月13日掲載
京都産婦人科医会 理事 洛和会音羽病院 産婦人科 婦人科部長 伊藤 美幸さんQ 更年期障害とは?
A 閉経前後で卵巣機能の低下に伴って女性ホルモンが急激に減少してくる40代半ばぐらいから50代前半に、それまでとのギャップによって心身に変化が起こります。更年期障害の症状は必ずしも全員に起こるわけではなく症状も程度も人によってさまざまです。日常生活を送ることができない程つらい時は、気軽に婦人科を受診※してください。

40代半ばから50代前半に 
健康であっても症状はでる



Q どんな症状が出ますか?
A わかりやすい症状は、ホットフラッシュといって、急に暑くなって汗をかくような症状や、倦怠(けんたい)感、目まい、動悸(どうき)、息切れなどです。そのほか、肩こりや冷え、人によっては精神症状として不眠や鬱(うつ)、イライラ、怒りがコントロールできないなど、さまざまな症状が出ます。病院の外来やインターネットなどにあるチェックシートでいくつか当てはまったら、更年期障害を疑ってこられる方が多いですね。ただ、その症状は、循環器や呼吸器系、耳鼻科領域の症状とも似ていて、深刻な病気が隠れている可能性もありますので、その点は注意が必要です。

倦怠感、目まい、動悸など 
人によって症状はさまざま



Q 治療法には何がありますか?
A 40代半ばで軽い場合は、大豆イソフラボンのサプリメントや、漢方をお勧めすることもあります。また、ホットフラッシュなどの症状にはホルモン補充療法が有効で、主に貼り薬か塗り薬を使います。ホルモンを補充することで劇的に楽になる人もいますが、喫煙者や乳がん、子宮体がんなどの病気がある人は慎重に使います。長期的な使用は女性ホルモン関連のがんのリスクになりますので、限定的に使い、少しずつ減らしていきます。目まいなどホルモンのみではコントロールが難しい症状もあり、漢方やビタミンを組み合わせるなど、患者さんと相談しながら決めていきます。
 更年期の該当年齢の方は仕事や子育て、介護などで忙しく、いつも自分のことは後回しにされているのではないでしょうか。しんどいことが当たり前になっている人も多いと思いますが、婦人科を受診してもらい、症状について話していただくだけでも気持ちが楽になるかもしれません。つらい期間はずっと続くわけではなく限られているので、無理をせずに薬などの力を借りて、なるべく楽に笑顔で過ごしていただきたいです。

我慢せずに婦人科に相談して


※ 京都産婦人科医会ホームページ(kyoaog.jp)で、最寄りの医療機関が調べられます。




更年期セルフチェック

京都市からのお知らせ「子宮頸がん検診について」



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