『“美”自分力発揮』Vol.1 健康美人・京都新聞 女性のための健康づくり応援キャンペーン/京都新聞


『“美”自分力発揮』1〜子宮頸がん〜 健康美人・京都新聞 女性のための健康づくり応援キャンペーン/京都新聞2021年4月18日掲載
京都産婦人科医会 事理 京都医療センター 産科婦人科 診療科長 安彦 郁さんQ 子宮頸がんとは、どのようながんですか?
A 子宮の頸部(入り口)にできるがんで、ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染によって引き起こされます。HPVはどこにでもいるウイルスで、性交渉によって約8割の方が感染します。通常は、免疫力によって自然に排せつされますが、中には長く頸部にとどまる場合があり、10年ぐらいかけて異形成という前がん状態からがんになっていきます。原因がはっきり分かっているので、早く発見できればほぼ治るがんです。ところが日本の罹患(りかん)数は増加傾向にあり、年間約1万人の女性が罹患し、そのうち約3千人が亡くなっています。

誰でも罹患する可能性はあるが、
早期発見でほぼ治るがん



Q 予防法と治療法は?
A 子宮頸がんの原因は性交渉によるHPVの感染だと明らかになっているので、可能なら性交渉をする前に予防ワクチンを接種するのが望ましいです。小学6年〜高校1年までが対象で、半年の間に3回接種します。その後は、20歳を過ぎたら1〜2年に一度、子宮頸がん検診を受けましょう。欧米諸国では予防接種と検診をセットで行っているので罹患者が減り、やがてはなくなる病気だといわれています。HPV感染から進行して異形成になると、患部を円すい形に切除します。進行したがんには子宮を摘出するような手術や抗がん剤、放射線治療などを行いますが、妊娠できなくなる可能性が高くなります。また、排尿障害やむくみなどの後遺症が残ることもあります。異形成から初期の子宮頸がんには自覚症状がほとんどなく、出血や痛みが出るころにはかなり進行しているので、早期の検診がますます重要になってきます。

定期的な検診が重要


Q 検診はどのように行いますか?
A 検診は子宮頸部の細胞を取って顕微鏡で調べるだけですからほんの数分で終わり、痛みもありません。また、検診時に他の疾病や異常が見つかり、がんでなくても深刻な病気を防げたという人もいます。自分では普通だと思っていることでも、実は異常だったり、簡単な治療で気になる症状が治ることもあります。婦人科受診という心理的ハードルを乗り越えれば、安心して快適に暮らせる人生が待っていますから、ぜひ、最寄りの婦人科を訪れてください。女性なら、婦人科のかかりつけ医を持っておくと何かと安心できます。かかりつけ医を見つけるには、ホームページ(※)を役立ててください。

婦人科のかかりつけ医を持とう


※1 京都産婦人科医会ホームページ(kyoaog.jp)で、最寄りの医療機関が調べられます。




子宮頚がん検診の流れ

京都市からのお知らせ「子宮頸がん検診について」



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